About
へら絞りとは
HERA-SHIBORI
「ヘラ絞り」
を初めて知る方へ
機械が自動でやっているわけじゃない、金型を何百万かけて作るわけでもない。
くるくる回る金属板に、職人がへらで触れて、形を作る。
それがヘラ絞りです。知れば知るほど、面白くなります。
「ヘラ絞り」4つのステップ
HERA-SHIBORI 4STEP-

01
まずは、
型づくりヘラ絞りで形を作るには、まず「型(かた)」が必要です。くるくると回る金属板を押し当てる、形の「お手本」です。型は木製と金属製の2種類あり、木型は短期間・低コストで作れるため試作にも対応しやすく、金属型は同じ形を繰り返し量産する場合に向いています。
-

02
型に当てて「ヘラ」で、
押しながら絞っていく丸い板を型にセットして回転させ、職人がヘラをあてて押し付けていきます。力の強さ、角度、体重のかけ方。すべて経験と感覚で調整します。同じ日でも気温が変わると金属の伸び方が変わるから、常に微調整が必要です。
-

03
思い通りの
立体が生まれる薄い金属板が立体に変わっていきます。どんな曲線も、どんな深さも、金属で表現できます。溶接・板金加工との組み合わせで、さらに複雑な形状も社内で一貫して実現可能です。
「ヘラ絞り」6つのメリット
HERA-SHIBORI 6MERIT-
01
初期費用(型代)が安い
プレス加工では雄型・雌型2種で数百万円かかることも。ヘラ絞りは木型を含む雄型ひとつで済み、初期コストを抑えられます。
-
02
1個の試作から対応可能
量産金型が不要なため、1個だけの試作品・サンプルにも対応できます。小ロット特注品の製作に力を発揮します。
-
03
板厚が均一に仕上がる
職人が段階的に力を加えるため、比較的均一な板厚に仕上がります。
-
04
深絞り・複雑形状に対応
深い形状や複雑な曲線にも対応可能。工程を分けながら成形します。
-
05
材料の無駄が少ない
歩留まりが高く、素材を効率よく使えます。追加工に要する力も小さいため負荷も少なめです。
-
06
加工硬化で強度が上がる
金属内部の密度が増加し、加工後の硬度・強度が素材時より上がります。
デメリット・苦手なケース
LIMITATIONS- 大量生産はプレスが有利
- 数万個以上はプレスのほうがコスト・速度面で優れます。
- 円形以外は不向き
- 四角形・多角形など非回転体形状の成形は困難です。
- 熟練工が必要
- 手絞りは習得に時間を要し、職人技能に依存する部分があります。
- 複雑な穴加工
- 切り欠き・穴加工が主体の場合はレーザー・プレスとの組み合わせが必要です。
対応素材例
Materials-
ステンレス
耐食性・耐候性◎ 厨房用品・医療器具・キッチン用品に。
-
アルミ
軽量・加工性◎ 照明・看板・アウトドア用品に。
-
銅
温かみある質感。経年変化が魅力。楽器・工芸品に。
-
真鍮
金色の美しい光沢。化学処理で独特の表情を作ることも。
-
鉄
コスト重視の工業用途に。各種板金加工と組み合わせて。